バンキットおたすけチャージの審査や申し込み手順は?

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バンキットはプリペイド式の決済アプリで、「おたすけチャージ」という後払いサービスもついています。

バーチャルカードが発行されてVISAプリペイドとしてカード決済にも利用できるので、一見するとPaidyカードやVANDLEぽちっとチャージに代表されるBNPL系のあと払いサービスのようにも見えますが、実態はどうでしょうか。

2021年に大幅なリニューアルをしていて、リリース当初とはサービス内容も変わってしまっているので、それも踏まえて、現在の「バンキットおたすけチャージ」の状況を解説します。

バンキット おたすけチャージが使えない!?どうやって申し込むの?

バンキットのおたすけチャージへ申し込むには、アプリから本人確認の手続きが必要です。

その後、バンキットを使い続けることで自動的に審査が行われて、利用条件を満たした人にのみ招待が来るという流れです。

利用条件は、「本人確認済みかつ、バンキットの利用実績があること」なので、バンキットの利用実績がないとおたすけチャージは利用できるようになりません。

つまり、おたすけチャージを使うには、申込みをするというよりは、利用実績を作って招待を待つというのが基本的なスタンスです。

これが、2021年8月のリニューアルで採用された申込み方法の変更点ですが、リニューアル以前の簡易的なあと払い機能のイメージと乖離があるため、

「おたすけチャージに申し込めない!」とか
「おたすけチャージ申し込んだのに使えない!」といった

ネガティブな評価につながっていると思われます。

リニューアルでバンキットおたすけチャージはどう変わった?

BANKITリリース当初のおたすけチャージは、それなりに柔軟審査な後払いサービスの雰囲気があったのですが、案の定、荒れた使われ方したためかサービスを一時中止。

2021年8月にリニューアルされましたが、その後おたすけチャージはだいぶ様変わりしました。

どのようになったのでしょうか。

まず、リニューアルに伴い、おたすけチャージは2種類のプランに分かれています。

元々あった「おたすけチャージ」は3000円・6000円の少額限定の後払いプランになって、新たに追加された「おたすけチャージプラス」は、ショッピング枠、キャッシング枠からなるクレジットカード型のサービスになりました。

おたすけチャージ:3,000円 or 6,000円
おたすけチャージプラス:最高 50万円(キャッシング10万円)

おたすけチャージの申し込みと審査の現状

実際におたすけチャージに申し込んでみましたので、その際のレビューとともに審査の状況について解説していきます。

アプリから本人確認をする

LIQUID eKYC

おたすけチャージの利用には身分証による本人確認が必要なので、まずは、バンキットのアプリをインストールして本人確認をします。

BANKITアプリでスマホカメラを使って身分証を読み込んで手続き(LIQUID eKYC)をします。

本人確認は2〜3日くらい時間がかかりました。

ハガキを受け取る

バンキットはがき

さらに数日するとからハガキが届きます。

送り主は株式会社アプラスとなっています。

簡易書留なので、郵便局員から手渡しで受け取って受け取りのサインが必要です。

内容は単なる開通のお知らせなので、大した意味はなくて、これを受け取ることでバンキット側で住所確認を取るのが本来の目的です。

これで本人確認手続きは完了ですが、しかし、これだけではまだおたすけチャージは使えません。

BANKITの利用実績を作る

おたすけチャージ利用できない

本人確認完了後チャージを試みると利用出来ない旨のメッセージが表示される

おたすけチャージの枠は3000円と少額なので、手軽にお試しの枠がもらえるのかと思いきや、本人確認のみでは利用させてもらえないようになっています。

公式サイトを見ると以下のような記述がありました。

■ご注意 おたすけチャージについて■

おたすけチャージのご利用にはBANKITのお取引状況を含めた審査がございます。ご本人様確認をすればどなたでもすぐにご利用いただけるサービスではございません。
ご注意ください。(2021年9月13日)

どうやら、おたすけチャージを使うには、本人確認に加えて、別途審査が必要ということのようです。

どのような審査がなのでしょうか。

アプリ内を見回しても、おたすけチャージの審査申し込みができそうなメニューが見当たりません。

さらに公式サイトのヘルプを読み進めていくと以下のような記述がありました。

【BANKIT】おたすけチャージが利用できません。

おたすけチャージのご利用には審査がございます。おたすけチャージはBANKITの取引状況をふまえて審査をしておりますので、BANKITのご利用がない状態ではご利用いただけません。
金額を選択しチャージするボタンを選択後、ご利用いただけない旨のメッセージが出た場合、おたすけチャージのご利用はいただけませんのでご了承ください。

なお、おたすけチャージがご利用可能な会員さまにはアプリでお知らせします。

要約すると以下の通りです。

  • おたすけチャージはBANKITの取引状況をふまえて審査される
  • おたすけチャージが利用可能になったらアプリで知らせる

つまり、おたすけチャージを利用するには、バンキットを(現金チャージで)使って利用実績を積むことが必要で、しかも申込み制ではなく招待制だということです。

おたすけチャージ申し込みの流れ

利用までの手順を整理すると以下の通りです。

  1. バンキットアプリのインストール
  2. 身分証による本人確認
  3. ハガキによる住所確認
  4. 入金してバンキットを使う
  5. 一定の審査
  6. おたすけチャージへの招待
  7. 利用開始

時間的にも手間的にもかなり長い道のりを経て利用できる仕様です。

これだけハードルを上げておきながら利用額3000円とは・・・。

本当に使わせる気があるのか甚だ疑問に感じます。

おたすけチャージの返済(精算)の方法は?

おたすけチャージの返済期限は末締めの翌月末払いです。

返済(精算)はチャージ残高からの引き落としのみなので、予め期限までに「おたすけチャージの金額」+「手数料」=3,300円を残高にチャージしておく必要があります。

期限前に前倒しで返済(精算)してしまうこともできます。

限度額を6,000円に引き上げるには

アプリからおたすけチャージの画面をみると、限度額は3,000円と6,000円の選択がみられます。

しかし、初期状態で選択できるのは3000円のみです。

おたすけチャージで6,000円の枠を使えるようにするには、3,000円枠を使って期日までに返済を繰り返すことで、実績が貯まり6,000円枠が利用できるようになります。

公式サイトに以下のような記述があります。

※6,000円チャージはご利用状況に応じてご利用可能です。

長い道のりを経て、おたすけチャージが利用できたとしても3,000円枠から6,000円枠にするには、更に利用実績を積む必要があります。

返済は、期日前に前倒しで精算してもしまうこともできるので、返済して、また使ってを繰り返せば、短期間で利用実績の回数を稼ぐことは可能です。

ただし、おたすけチャージの利用には300円の手数料がかかるので、例えば、利用→返済を3回繰り返せば、手数料で900円を支払うことになります。

おたすけチャージ+(プラス)とはなにか?

では、「おたすけチャージ+」はどのようなサービスでしょうか。

「おたすけチャージ+」はリニューアル後に加わったサービスですが、簡単に言えばアプラスのクレジットカードサービスです。

枠はショッピング枠50万円、キャッシング枠10万円となっていて、申し込みには通常のクレジットカード同等の審査が必要です。

おたすけチャージプラス

返済もクレジットカード同様に一括や分割払いが選べます。

おたすけチャージの延長線上にプラスがあるというよりは、別物といったほうがいいかもしれません。

バンキットは元々、アプラスカードからクレジットカードチャージが可能なので、アプラスカードを持っているならおたすけチャージ+を利用する意味はあまりないかと思います。

バンキットは本当にBNPLサービスなのか?

確かにバンキットには、おたすけチャージという名の後払い決済機能があるので、BNPLサービスと言えるでしょう。

ただし、ペイディあと払いやバンドルカードぽちっとチャージなどと比較すると、バンキットおたすけチャージの利用はハードルがかなり高く設定されていることがわかります。

これら既存のBNPLの感覚で、おたすけチャージを利用しようとしても当てが外れてがっかりしてしまうかもしれません。

というかガッカリしました。

GooglePlayのバンキットのアプリレビューをみているとこのような書き込みをみつけました。

BNPLじゃないのに、おたすけチャージを売りにしているのがダメ。結局アプラスのクレカ同等の審査がいるので、BNPLではない。騙されて登録しないように。

的を射ているコメントだなと思いました。

バンキットはおたすけチャージを全面に押し出しているわりには、実際には「本当に使わせる気があるのかな?」って感じるぐらい利用のハードルが高く、そして使える額も少額です。

おたすけチャージというBNPLを餌にして、アプラスカードへの登録を誘導しようとしているようにさえ見えます。

正直、おたすけチャージによるあと払い決済を当てにしてバンキットを使うのはおすすめしません。

ちょっとした後払い決済を使いたい場合は、順当にペイディあと払いや、バンドルカードぽちっとチャージなどを使った方が無難かと思います。

まとめ

以上のことから、結論を言うとBANKITのあと払い枠を現金化して資金調達に使うのは少々無理があるというのが正直なところです。

あと払いアプリを現金化してお金を作る目的であれば、やっぱりPaidyで本人確認してバーチャルカード発行して現金化するのが主流になりつつあります。

クレジットカードやPaidyなどのあと払いアプリを現金化できるサービスは以下を参照ください。

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投稿:2022.03.18 / 更新: / 後払いアプリ
管理人プロフィール
佐藤明宏
埼玉県出身。元貸金業者。同サイト管理人。
家族に多重債務者がおり幼少から人間の弱さとお金の大事さを痛感しながら育つ。
大学卒業後、大手金融会社へ就職するも親戚のおじさんの薦めで地元の貸金業者に転職。この仕事を通して世の中の仕組みとお金の本質を教わる。
現在は、過去の経験を生かし同サイトの管理人を担当。