一般的に競馬というと、現金を使ってやるものというイメージが強いですよね。
では、クレジットカードで馬券を購入することはできないのでしょうか。
競馬の馬券を購入するには、競馬場の窓口や自動販売機で購入する方法が一般的ですが、支払い方法は現金のみとなります。
また、日本全国にあるウインズ・エクセルなどでも競馬に投票することができますが、こちらもクレジットカードでの支払いはできません。
しかし、JRAダイレクトならクレジットカードで馬券を買うことができます。
JRAダイレクトは、JRA(中央競馬会)が運営するすべてのレースの馬券を購入することができるインターネットサービスで、クレジットカードで支払いをすることができます。
また、地方競馬ならオッズパークが一部の競馬場にかぎりクレジットカードで馬券の購入ができます。
クレジットカードで競馬をやる方法について詳しくみていきましょう。
目次
JRAダイレクトで使えるクレジットカードは?
JRAダイレクトでは、以下のクレジットカードが利用できます。
- JCBカード
- 三井住友カード
- UCカード
- MUFGカード(UFJカード含む)
- DCカード
- NICOSカード(JAカード含む)
- 楽天カード
- セゾンカード
- クラブオン/ミレニアムカードセゾン
- 出光カード
- ジャックスカード
- ダイナースクラブカード
対応しているカードブランドが豊富なので、利用しやすいかと思います。
ただし、利用するには、クレジットカード番号を入力するだけではダメで、各クレジットカード会社が提供しているWEBサービスへ登録する必要があります。
JCBカードであれば、MyJCB、三井住友VISAカードであれば、Vpass(ブイパス)といったウェブサービスへの登録が必要です。
無料で利用できますので、事前に登録を済ませておきましょう。
使えないクレジットカードは?
上記のブランドに含まれないカードは利用できません。
また、上記の中に含まれているカードでも以下のものは利用することができません。
- クレジットカード名義とクレジットカードのご利用代金お支払い口座の名義が異なるカード
- 本会員以外のカード(家族会員、法人会員など)
- デビットカード
- 給与天引きやコンビニ等での代行収納によるご決済方法のカード
- 作ったばかりのカード(登録には2~3週間程度かかる場合があります)
また、クレジットカードを持っていても、未成年の人は利用できません。
登録できるカードは、一人1枚までなので、そのカードの枠を使い切っていればそれ以上の購入はできなくなります。
返済支払い方法は?
クレジットカードの通常の買い物と同様に、指定銀行口座から引き落とされます。
支払い方法は一括払いのみです。
リボ払いや分割払いを使いたい場合は、カードによっては、クレジットカードのアプリで「あとからリボ」などの機能を使うことでリボ払いにすることもできます。
利用限度額は?
クレジットカードで馬券を買う場合は金額に上限があって、システム利用料を含んで、100,000円/月が限度となっています。
まず、JRAダイレクトにはシステム利用料がかかります。
これが1回100円です。
例えば、1万円馬券を買ったら10,100円の支払いになります。
購入回数に上限はありませんが、システム利用料込みで100,000円/月までです。
払戻金の受け取りは?
払戻金は、登録した口座へ振り込まれます。
ただし、振り込み日は翌営業日(通常月曜日)となるので、当選の払戻金を次のレースにかけることはできません。
中央競馬はJRAダイレクトだけ?
中央競馬のインターネット投票は、JRAダイレクト以外に、即PAT、A-PATがあります。
即PATは、払い戻し金の即時入金に対応していますが、クレジットカードに対応していません。
中央競馬でクレジットカード決済が使えるのは、今のところJRAダイレクトだけです。
ちなみに、2025年12月から即PATはPayPayマネーからの入金に対応しましたが、PayPayマネーは振込やATMなどの現金チャージのみです。
クレジットカードやキャリア決済からのチャージしたPayPayマネーライトは即PATの入金には使えません。
| サービス名 | 支払い方法 | 払戻金の受け取り | クレジットカード利用 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 即PAT | 登録銀行口座の残高から即時引き落とし | 即時に口座へ反映(当日再投票可) | ✕ | 最短即日登録、土日も利用可能 |
| A-PAT | 専用PAT口座(銀行口座)への事前入金 | 開催日単位で翌営業日に入金 | ✕ | 郵送による加入手続きが必要 |
| JRAダイレクト | クレジットカード決済 | 登録銀行口座に翌営業日振込 | ○ | 銀行口座不要だが当日の再投票不可 |
地方競馬はクレジットカードで投票できる?

地方競馬は日本全国で15箇所ありますが、競馬場の窓口や券売機でクレジットカードが使える競馬場はありません
また、地方競馬のインターネット投票ができるサイトに、SPAT4や楽天競馬がありますが、いずれもクレジットカードの利用はできません。
唯一クレジットカードで地方競馬の馬券が買えるサイトには、オッズパークがあります。
オッズパークは、2024年8月にクレジットカード払いに対応していて、VISA、Mastercard、JCB、ダイナースクラブが使えて、また、メルペイなども使えます。
利用上限はクレジットカード全体で10万円/月まで、メルペイで5万円/月までとなっています。
・上限金額 100,000円/月(Visa/MasterCard/JCB/Diners Club ※)
※ 全ブランド合計で100,000円/月までのチャージとなります。
しかし、残念ながら、対応している競馬場は(帯広、門別、盛岡、水沢、金沢、笠松、名古屋、園田、姫路、高知、佐賀)のみで、南関東(大井・川崎・船橋・浦和)は未対応です。
現状、南関東(大井・川崎・船橋・浦和)の競馬場の馬券をクレジットカードで投票する方法はありません。
出来ること出来ないことのまとめ
| 項目 | オッズパーク | JRAダイレクト |
|---|---|---|
| 主催 | 地方競馬 | 中央競馬 |
| 対象競馬場 |
○帯広 ○門別 ○盛岡 ○水沢 ○金沢 ○笠松 ○名古屋 ○園田 ○姫路 ○高知 ○佐賀 ×大井 ×川崎 ×船橋 ×浦和 |
JRA主催の全レース |
| 使えるカード | VISA Mastercard JCB ダイナースクラブ メルペイ |
JCBカード 三井住友カード UCカード MUFGカード DCカード NICOSカード 楽天カード セゾンカード ミレニアムセゾンカード 出光カード ジャックスカード ダイナースクラブカード |
| 利用上限 | 10万円/月(クレジットカード合計) 5万円/月(メルペイ) |
10万円/月(クレジットカード合計) |
| チャージ方式 | OPコイン方式(事前チャージ制) | なし(クレジットカード都度決済) |
| 払戻金の反映 | 翌営業日(通常1〜2営業日程度) | 翌営業日(通常1〜2営業日程度) |
| 手数料 | 無料 | 100円/回 |
| 購入単位 | 100円 | 100円 |
| 備考 | 地方競馬専用サービス。 大井・川崎・船橋・浦和では利用不可。 |
中央競馬専用サービス。JRAが運営。 |
クレジットカードで馬券を購入しようと思うと、色々と制約があることがわかりました。
限度額は正直ちょっと物足りないですね。
それに、地方競馬では大井や川崎など南関東の競馬場がクレジットカード未対応なのは残念です。
そして何より、当選した払戻金が即座に受け取れないため、次のレースの資金に使えないというのが痛いです。
クレジットカードの後払いという性質と、競馬がギャンブルであるという性質を考えると、ある程度制限がかかっているのはやむを得ないことなのかもしれません。
それでもクレジットカードで馬券を買うには?
前述のような制限はあるものの、公式のサービスを利用してクレジットカードで競馬を楽しことはできます。
しかし、10万円以上の馬券購入や、払戻金の即時受け取り、大井や川崎などの一部の地方競馬のクレジットカード購入はできないのが現状です。
それでも、クレジットカードで競馬をやるにはどうしたらいいでしょうか。
多少イレギュラーではありますが、これらの制約を超えてクレジットカードで競馬をやる方法について考えてみたいと思います。
クレジットカードのキャッシングを利用する
大きく分けて、クレジットカードの利用枠にはキャッシング枠と、ショッピング枠があります。
それらを利用してお金を作ることが出来ます。

キャッシングは、文字通り現金(キャッシュ)を用立ててもらうことができるサービスです。
銀行やコンビニなどのATMからクレジットカードを使って、現金を引き出すことができます。
例えばセブンイレブンのATMなら、楽天カード、エポスカード、三井住友カード、JCB、PayPayカードなどのキャッシングサービスが利用できます。
もし、手持ちのクレジットカードにキャッシング機能が付いていれば、それを利用してお金を引き出して、現金で馬券を購入することができます。
カードの契約によっては、キャッシングの返済をリボや分割で返済することも可能です。
ただし、キャッシングの利用はお金の借り入れていることに変わりありません。
当然のことながら、いずれ返済が必要になるお金ですので過度な利用には注意が必要です。
また、クレジットカードによっては、そもそもキャッシング枠が付いてないこともあります。
その場合、キャッシングによる現金調達はできません。
クレジットカードのショッピング枠を利用する方法

一方、ショッピング枠はクレジットカードであれば必ず付いている利用枠です。
一般的にキャッシング枠よりも、ショッピング枠の方が使える金額も大きいです。
本来は買い物に利用するための枠なので現金で引き出すことは出来ませんが、現金化サイトを使えば、現金を振り込んでもらうことができます。
利用するには手数料がかかるのと、本人確認の手続きが必要ですが、クレジットカードの残高の範囲内で好きな金額を現金化して代金を口座に振り込んでもらうことが出来ます。
ただし、登録の手続きなどを考えると早くても30分くらいはかかるので、時間に余裕をもって利用することをおすすめします。
振り込まれたお金は、、ATMから引き出して現金で競馬場で馬券を買うこともできますし、、競馬サイトへ入金して馬券を買うこともできます。
この方法なら、現金購入になるので、JRAダイレクトや、オッズパークに限らず、即PAT、A-PAT、楽天競馬などはもちろん、オッズパーク未対応の、大井や川崎、船橋・浦和などでも制限なく馬券の購入が可能です。
クレジットカード現金化でお金を作るには?
クレジットカードを持っているなら、現金化サイトを使って今すぐ資金調達することもできます。
ネットから簡単な申し込みをするだけで、最短20分〜30分で入金してもらえます。
カード現金化につきまとうカード利用停止の心配がないので、自分でやる現金化よりも安心です。
利用の条件は、本人名義のクレジットカードを持っていることのみ。面倒な審査や保証人は不要です。
対応が早く、条件が良い現金化サイトをいくつか紹介しておきますので、ぜひ参考にしてみてください。
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