アパートやマンションの家賃の支払い方法は銀行での振込や引き落としが一般的です。
では、家賃をクレジットカードで払うことはできないのでしょうか?
クレジットカードで支払う事が出来れば、クレジットカードのポイントもたまるし、実際の引き落としを後回しにできたりと、いろいろとメリットがありそうです。
家賃をクレジットカードで支払うメリット
- クレジットカードのポイントがたまる
- 銀行振込の手数料が取られない
- 実際の引き落としを後回しにできる
- 分割払い、リボ払いができる
今回は、カード非対応の物件でもクレジットカードで家賃を払う方法についても解説していきます。
家賃をクレジットカードで支払った場合のポイント還元
クレジットカードのポイントは最近では通常の支払いでも1%くらいは普通に付いています。
毎月10万円の家賃を1年間支払うと120万円になりますが、この1%となると12,000円ということになります。
この場合、12,000円相当のポイントが手に入ることになります。
一方、銀行振込では、貰えないどころか振込の手数料が432円かかると考えると、1年間で5184円のマイナスです。
つまり、−5,184円です。
この差は大きいのではないでしょうか。
クレカ払いなら実際の引き落としを1ヶ月先伸ばしできる
また、実際の引き落としを後回しにできるのも魅力です。
例えば、カードの支払いが「月末締の翌月26日払い」に設定されていると仮定します。
例えば、1月25日に家賃をクレジットカードで支払ったとすると、実際に銀行から引き落とされるのは、2月26日ということになります。
つまり1ヶ月以上先延ばし出来ることになります。
また分割払いや、リボ払いを指定することもできます。
家賃をクレカ払いはできる不動産会社は?
有名なところだと、大東建託「いい部屋ネット」とアパマンショップの一部物件で、家賃のクレジットカード支払いに対応しています。
ただし、全ての物件が対象ではなく、仲介会社が直接家賃の管理をしている物件のみです。
また、特定のカードに限定されますが、レオパレス21、ミニミニも家賃のクレジットカード払いに対応しています。
それぞれ、レオパレス21ではTカードプラス、ミニミニではミニテックカード(オリコカード)で家賃を支払うことができます。
どのカードでも利用できる
・アパマンショップ
特定のカードを作れば利用できる
・ミニミニ
※ただしいずれも対象物件に限る。
賃貸物件の検索サイトHOMESでは、クレジットカードが利用可能な物件を探すこともできます。
大半の物件はまだクレジットカードで家賃を支払うことはできないのですが、一部の物件ではクレジットカード払いに対応していて、今後増えていくと見られています。
対象以外の物件・すでに住んでいる家の家賃をクレジットカード払いにできない?
残念ながら、対象以外の物件や、すでに住んでいる物件の家賃ではクレジットカードで支払う事はできません。
運良くカード払いの対象に入ってくれればいいのですが、そうそう都合よくも行きません。
こんなに便利なクレジットカード払いなのですが、なぜ、家賃をにはなかなか対応しないのでしょうか。
それには大家さん側の事情があります。
大家さんからすれば、クレジットカードでの支払いはカード会社との契約や、手数料などのコストがかかり加入に積極的ではないという事情もあります。
また、クレジットカードだと大家さん側の実際の入金は先伸ばしになります。
なので、今現金振込ができているのであれば、その方法を続けたいというのが本音のようです。
また、大家さん自身が物件を所有していて、ローンを銀行へ払っている場合があります。
この場合、お金を貸している銀行が貸し出し条件として、家賃の支払い先をその銀行の口座に指定している場合があります。
銀行としては、ローン返済を取りっぱぐれるリスクが減るのと、振り込み時の手数料収入が見込めるのでその方が都合が良いというわけです。
このような事情があり、なかなかクレジットカードの導入が進んでいないのです。
どの物件でも家賃をクレジットカード支払いするには?
それでも家賃をクレジットカード払いをしたいという人は、クレジットカードの現金化サービスを利用する方法があります。
クレジットカード現金化サービスは、クレジットカードのショッピング枠をお金に替える(現金化してくれる)サービスです。
このサービスを使えば、クレジットカードの枠を現金に変えて、そのお金で銀行振込で家賃を支払うことができます。
ただし、この場合、はじめにも説明したクレジットカードで家賃を払うメリットのうち、2番は対象外となります。
- ○ クレジットカードのポイントがたまる
- ✕ 銀行振込の手数料が取られない
- ○ 実際の引き落としを後回しにできる
- ○ 分割払い、リボ払いができる
また、これ以外に現金化サービスの業者への手数料が数%発生することになります。
1、3、4番の利点は変わらず受ける事ができますので、「とりあえず現金が手元にないので、支払いを後回しにしたい」という場合には、知っておくと役立つ方法です。
もちろんクレジットカードのポイントも貰えます。
やり方は、現金化サービス業者のHPから申し込みを行い、手順にしたがって手続きを行いカード決済をします。
手続きが完了すると、早ければ数十分ほどで、指定の口座に現金を入金してもらえます。
これを家賃へ支払へ回せば実質クレジットカードでの家賃支払いが完了です。
この方法であれば、家賃だけでなく、入居のときの敷金、礼金、仲介手数料などの初期費用などの支払いにも利用できます。
クレジットカードで資金調達する方法?
クレジットカードを現金化して資金調達することも可能です。
キャッシング枠を使わずに現金を作ることもできるので、ショッピング枠のみのクレジットカードでも利用可能です。
ウェブで申し込みをすれば、あとはスマホで完結させられるので、店頭で物を買ったり売ったりする手間はありませんし、代金もすぐに振り込んでもらえます。
ただし、身分証の提示などスマホからやる手続きもあるので、ある程度スマホの操作はできる必要があります。
定番どころですが、条件が良くて運営もしっかりしたサイトをいくつか紹介しておきますのでご参照ください。
やっぱり、カード払いに対応している物件は限られているんでしょうか?