auかんたん決済の代金は、毎月の電話代と合わせて引き落しされます。
つまり、一括払いが基本です。
しかし、条件は付くものの、auかんたん決済の返済を分割払いにする方法もいくつかありますので、今回はそれについて解説したいと思います。

目次
クレジットカード払いにすれば分割払いができる
auの支払い方法をクレジットカード払いにすれば、クレジットカードの分割払いやリボ払いを使うことができます。
例えば、auの支払い方法にauPAYカードを設定しておいて、auPAYカードの返済方法を「あとde分割」に切り替えれば、最大36回払いの分割払いが使えます。
auかんたん決済が使える、auの支払い対象カードは、
・セゾンカード
・UCカード
・MUFGカード
・DCカード
・NICOSカード
・楽天カード
・イオンカード
・TS CUBICカード
・セディナカード
などです。
基本的には、VISA、Mastercard、JCBが利用できますが、AMEXやDinersは使えない場合があります。
この方法はあくまでも、auPAYカードなどのクレジットカードで分割払いをするということなので、年率18%の利息がかかるし、そもそもクレジットカードを持っていなければ利用できないということは付け加えておきます。
今からクレジットカードを作っても間に合う?
もし今、有効なクレジットカードを持っていない場合はどうでしょうか。
例えば、auPAYカードを新たに発行するとなると発行まで1〜2週間かかります。
今から準備するにはちょっと時間かかりすぎですね。
もし急ぎの場合は、セゾンカードデジタルなど、即日発行できるバーチャルクレジットカードを作るのも一つの方法です。
セゾンPortalなどのアプリから「あとからリボ」の設定が可能です。
口座振替になっていた場合はどうする?
auの支払い方法では、クレジットカードと口座振替が選択できます。
現在、口座振替を利用している場合は、支払い方法をクレジットカードに変更することで、クレジットカードの分割払いを利用することができます。
ただし、支払い方法変更の適用は、変更申し込みをした翌月からとなります。
A.通常、クレジットカードへの変更はお申し込みの翌月から適用されます。
今月分をすぐにクレジットカード払いにするには、タイミング的に間に合わないことも考えられます。
でもご安心ください。
現在の支払い方法が口座振替になっていて、期日までに引き落としができなかったとしても、後から未払金として請求されるので、その代金をクレジットカードで支払うことが可能です。
A.当月に請求書でご請求した利用料金は、My au(Web)でクレジットカード払いができます。
支払い方法の手順は、以下をご確認ください。
My auにログインして、料金支払い画面から
「クレジットカードで支払う」 > 「今回のみクレジットカードで支払う」
を選んでクレジットカード払いができます。
その後、クレジットカード側の明細でauの支払いが確定したのを確認して、あと分割・あとリボなどで分割払いにすればOKです。
auとの分割交渉は可能?
支払い期日が過ぎてしまって支払えない場合、支払い期日の延長を相談をすることも可能です。

au回線のスマホからチャットサポート開いて、オペレーター(コミュニケーター)を呼び出して、支払い期日の延長について相談ができます。
もしくは、電話で聞いてしまったほうが早いかもしれません。

(auは電話連絡先を隠したがるので一応魚拓を残しておきます。)
この方法の注意点としては、
- あくまでも支払い期日の延長なので分割払いの相談ではない
- 必ず期日延長されるとは限らない
- 電話が止められる前の救済措置
であることにはご注意ください。
au料金センターで分割払いの交渉はできる?
上記の方法を検討した上で、どうしてもauかんたん決済の返済ができない場合、どうすればいいでしょうか。
最終手段とはなりますが、au側と交渉して分割払いにしてもらう方法についても触れておきます。
ただしこの方法には、
- 携帯電話を含むau契約をすべて解約することが前提
- 場合によっては信用情報に記録が残る
- 必ずしも分割払いに応じてもらえるとは限らない
などのデメリットというか、条件が付くことを認識しておきましょう。
方法は2つあります。
1)au料金センターと交渉
auの支払いが未払いになって、そのまま延滞させていると、au支払いセンターから催促の連絡がきます。
「未払金が滞納しているので払ってください。」というわけです。
au支払いセンターの電話番号は0120-925-447です。
ここから連絡がきたら、支払いができない旨伝えて、分割払いで返済できないか相談します。
場合によっては、分割払いを認めてもらえることがあります。
au側としても払えないまま放置され続けるよりは、少しつづでも払ってもらった方がマシという事情もあるかと思います。
ただし、au料金センターとはいうものの、実際にはauから債権回収を依頼された法律事務所です。
言ってみれば、債権回収を任せられた取り立て部隊のような組織なので、au本体のサポートのような親切丁寧な対応は期待できません。
その点心の準備はしておいたほうがいいでしょう。
2)司法書士を通して任意整理する
本来、auのサービス的には、auかんたん決済で分割払いの制度はありません。
それが払えず分割払いにしてもらうということは、法律的には任意整理として処理することになります。
クレジットカードやカードローンが払えないときと同じような扱いです。
任意整理は簡単に言えば、債権者(au)と話し合って、「返済ができないので分割払いで返します」という合意を取り付ける手続きです。
自分でやることは現実的には難しいので、弁護士や司法書士などの専門家に依頼して手続きを代行してもらいます。
その際、法テラスなど無料相談できる公的機関がありますので、まずはそちらで相談してみることをおすすめします。
債務者(あなた側)の立場に立って相談に乗ってもらえて、債権者(au側)とも代わりに交渉をしてくれます。
任意整理が成立すれば、auの場合、5年払い(60ヶ月)が認められて、利息も免除されるので月々の返済はだいぶ楽になるかと思います。
ただし、法テラスと言えども依頼するとなれば料金が発生します。
任意整理だと1社あたり43,000円が相場です。
条件によっては立て替え払い制度などもあるので、いずれにしろ法テラスの相談窓口で費用も含めて相談してみることをおすすめします。
この方法を取る場合、auの契約解除が前提となり、場合によっては信用情報機関(CIC等)に債務整理したことが登録されます。
それなりのデメリットもあるので、本当に返済ができないときの最終手段というつもりで慎重に判断してください。
キャリア決済・後払いアプリも現金化
auPAYプリペイド、dカードプリペイド、ソフトバンクカードなどを使って、キャリア決済の現金化も可能です。
各種プリペイドカードを発行の上、キャリア決済からチャージして、現金化サイトへの申し込みをすればOKです。
申込みには残高のあるカードやアプリの画面、本人確認書類が必要です。
クレカが無くても、キャリア決済の他、ペイディやバンドルカードなど後払いアプリ、バーチャルカードも現金化できます。