新幹線のチケットを現金化する方法としては、元々回数券(6枚綴り)を使う方法が主流でした。
しかし、東海道新幹線も2024年12月22日をもって紙の新幹線回数券の販売を終了しており、すべてデジタルチケットへ移行しています。
金券ショップでも現在では、新幹線回数券の買取はしていないため、新幹線回数券を使ったクレジットカード現金化はできなくなったと言っていいでしょう。
では、クレジットカードで新幹線のチケットを購入するC制の現金化はもうできなくなったのでしょうか。
目次
金券ショップで売っている新幹線のチケットの正体とは?

しかし、金券ショップの店頭に行くと、依然として新幹線の格安チケットが販売されています。
これはどういうことでしょうか。
現在、金券ショップの店頭で売られている新幹線のチケットは、乗車券や自由席特急券などが中心となっています。
新幹線に乗るときは通常、乗車券+特急券(自由席・指定席)が必要ですが、紙の新幹線回数券は販売終了になったものの、これらのチケットはいままで通り紙で発行を受けることができます。
金券ショップでは、これを買い取ることで、新幹線の格安チケットとして販売しているのです。
金券ショップで買った新幹線格安切符はどうやって使う?

新幹線チケットの売却について話をする前に、金券ショップで売っている新幹線格安チケットの仕組みと使い方について、少し触れておきましょう。
新幹線の乗車券や特急券は本来、日付指定をして購入するため、チケットには乗車日や有効期限が記載されています。
ここで一つの疑問が浮かびます。
利用者は、金券ショップ買ったすでに乗車日指定済みチケットを買っても問題はないのでしょうか。
ここで、JR切符のあるルールが登場します。
それは、
乗車駅発時刻前に限り一度だけ、無料で日付変更ができる
というものです。
このルールのおかげで、利用者は、金券ショップで買ったチケットを、JRみどりの窓口などで乗車日変更して使うことができます。
金券ショップの新幹線格安チケット利用の流れ
- 金券ショップで新幹線格安チケット(特急券+乗車券)を購入
- 購入したチケットをもってJRみどりの窓口へ行く
- チケットの日付を乗りたい日に変更してもらう
- チケットを使って新幹線に乗る
どのくらいお得なのかとい話ですが、参考までに都内の某金券ショップの券売機では、東京-名古屋間(自由席+乗車券)が9,800円で売られていました。定価で買うと10,560円なので、760円割引(7%OFFくらい)で買える計算になります。
こうしたルールがあることで、利用者は、金券ショップで買った新幹線チケットを好きな日程で乗車できるし、金券ショップ側も新幹線チケットを買取・販売することができています。
新幹線乗車券はどうやって買える?

では、買い取ってもらう立場になった場合、こうしたチケットはどこでどうやって手に入れればいいのでしょうか。
新幹線の乗車券や特急券は、みどりの窓口やみどりの券売機で購入することができます。
券売機は何種類かありますが、「みどりの券売機」、「指定席 自由席 乗車券」、「指定席券売機」などの記載がある券売機で買うことができます。
これらのチケットは、窓口はもちろんのこと、券売機でもクレジットカードで買うことができます。
C制乗車券とはクレジットカードで購入した乗車券

新幹線チケットの現金化を検討する上で知っておきたいのが「C制」という言葉です。
C制とは、新幹線の乗車券などをクレジットカードで購入したきっぷに印字される文字のことで、その乗車券が、現金で購入されたものなのか、クレジットカードで購入したものなのかを区別するために印字されます。
ちなみに、JRで購入した際は必ず印字されるものですが、旅行会社経由で購入した際は乗車券自体に印字することができないため、スタンプが押されることもあります。
また、「C制」には、利用したクレジットカードによっていくつかバリエーションがあって、それぞれ以下のような印字があります。
・東C:JR東日本ビューカードの場合
・海C:JR東海エクスプレス・カード(エクスプレス予約)の場合
・西C:JR西日本のJ-WESTカード(エクスプレス予約)の場合
・クレジット:JRカード(国鉄時代のJNRカードが前身)の場合
C制乗車券の払い戻しで現金化はできる?
なぜ、クレジットカードを利用して購入した乗車券にC制と印字されるのかというと、現金で購入した場合と払い戻し処理が異なるためです。
現金で購入した乗車券を払い戻す場合は、現金で払い戻しをうけることができます。
一方、クレジットカードで購入した乗車券を払い戻す場合は、クレジットカード決済のキャンセル処理を行う形になるため、現金で払い戻しをうけることができません。
つまり、払い戻しを利用して現金化することは不可能ということになります。
新幹線乗車券を使ったクレジットカード現金化のやり方

前置きが長くなりましたが、ここから、新幹線の乗車券・特急券を使ったクレジットカード現金化の方法を解説したいと思います。
あらかじめ言っておきますが、これらのスキームは「理論上できうる」というだけで、実行することを推奨するものではないということはご了承ください。
また、クレッジットカードを現金化する行為は、カード会社の利用規約に違反するため、カード利用停止、強制退会などのリスクがあることは理解の上、自己責任で読んでもらえればと思います。
大まかな流れは、以下の通りです。
1.確認:
金券ショップで買取可能な新幹線の区間を確認する
2.購入:
JRみどりの窓口や券売機で該当するチケットを購入
3.買取:
金券ショップへ持ち込んで買い取ってもらい現金化する
1.確認:金券ショップで買取可能な新幹線の区間を確認する
まずは、最寄りの金券ショップへ連絡して、新幹線チケットの買取をしているか確認しましょう。
東京だと、新橋駅や新宿西口あたりの金券ショップだと取り扱いのあるお店が見つかるはずです。
心当たりがない場合は、ネットで新幹線チケットの買取をしている金券ショップを検索して、買取の打診をしておくといいでしょう。
ネットで買取案内しているお店だと、郵送買い取りができるはずです。
HPの案内だけみて適当に買ってしまうと、後々買い取りしてもらえなかった場合とかに面倒なので、必ずあらかじめ買取店を確保してからチケットを購入することをおすすめします。
また、その際は必ず、
・購入する区間(東京→名古屋間など)
・券種(乗車券、自由席、指定席、片道、往復など)
・換金率(もしくは買取価格)
を確認しておくようにしましょう。
2.購入:JRみどりの窓口や券売機で該当するチケットを購入
JRの駅でチケットを購入します。
購入できる場所は、
窓口なら
「みどりの窓口」、
券売機なら
「みどりの券売機」
「指定席 自由席 乗車券」
「指定席券売機」
などの記載がある券売機です。
購入するのは、
・新幹線乗車券
・新幹線自由席特急券
のいずれか、もしくは両方セットが基本かと思います。
区間(乗車駅・降車駅)、乗車日を選んで購入することになります。
区間については、金券ショップで事前に指定された区間を買うのが無難でしょう。
指定日については、最長で指定できる乗車日が1ヶ月後でなので、1ヶ月先の乗車日を指定しておきます。
乗車日が過ぎてしまうとチケットは無効になってしまうので、買い取ってもらうことを考えても最長にしておくのがベストです。
3.買取:金券ショップへ持ち込んで買い取ってもらい現金化する
購入したチケットはできるだけ速やかに金券ショップへ持ち込んで買い取ってもらいましょう。
有効期限が残っていても「購入から3日以上経っていると、買取してくれなくなる」お店もあるのでご注意ください。
金券ショップは、JRの主要駅の近くの繁華街などには必ずと言っていいほどあるので、そう言ったところを当たってみてもいいですし、身近にお店がない場合は、ネットで郵送買取をしている金券ショップを当たってみてもいいです。
いずれにしろ、チケット購入前に事前に相談しておいたところで買い取ってもらうようにすることで、現金化を失敗するリスクが軽減されるはずです。
店頭で買い取ってもらうときに必要なものは、チケットと身分証明書です。
店頭で買取を申し込めば、その場で査定してくれて、その場で代金を現金で受け取ることができるはずです。
C制の乗車券でも買い取ってもらえる?
金券ショップで売っている新幹線格安チケットは、購入した人が日付変更をして利用することを前提としたチケットです。
新幹線チケットの日付変更は、1回までという条件がありますが、現金購入かクレジットカード購入かは問われません。
そのため、新幹線乗車券を買取している金券ショップならだいたいどこでも、クレジットカード購入のC制乗車券を買ってもらえます。
もし、不安がある場合は、事前に相談した金券ショップで「C制の乗車券でも大丈夫ですか?」と聞いておくといいかもしれません。
換金率どのくらいで現金化できる?
新幹線乗車券・特急券の金券ショプでの買取換金率は80%〜85%程度が相場のようです。
主要金券ショップの郵送買取の新幹線チケットの買取換金率は以下の通りです。
https://www.access-ticket.com/buy/list?category_id=01
https://www.kounan.com/sell/?mode=view&category=4
以前、流行っていた新幹線回数券だと90%〜95%くらいの換金率も普通だったので、それを考えるとだいぶ換金率は低くなってしまったように思います。
買い取ってもらえなかったらどうする?
購入した新幹線チケット(乗車券や特急券)はもし、使わなかったらJRみどりの窓口で払い戻ししてもらうことができます。
ただし、クレジットカードで買ったC制のチケットは、クレジットカード決済のキャンセル処理となるため、現金での払い戻しはできません。
また、手続きの際、購入時に使ったクレジットカードが必要になります。
金券ショップで購入したC制チケットは、駅で払い戻ししようと思っても、購入したクレジットカードがないためできません。
しかし、クレジットカードを現金化しようと思って新幹線チケットを買ったものの、思ったように金券ショップで買取価格が付かなかった場合など、払い戻しできることを知っていれば、被害は最小限に抑えることができるかと思います。
払い戻し手数料としては、220円がかかります。また、払い戻し条件は、「使用開始前で有効期間内」となっています。
払い戻し条件の詳細については、JR公式サイトの情報を参照ください。
まとめ
新幹線回数券の無きいま、新幹線チケットを使った現金化は、乗車券や特急券にうつってきています。
しかし、日付変更をしないと行けなかったり、有効期限が短かったりと、利便性が下がっていることもあって、肝心の買取換金率もだいぶ低くなってしまっています。
正直なところ、この程度の換金率で、しかもこれだけのややこしさを考えると、他の方法で現金化したほうがいいようにも思います。
最近は、ネットから利用可能な現金化サイトなどもありますので、手っ取り早く現金化をしたい場合は、これらの方法も検討してみてはいかがでしょうか。
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